自陣22メートル以内で、スクラムハーフからのボールがスタンドオフに渡ると、スタンドオフは必ず斜め前のタッチラインに蹴り出す。タッチキックである。ラインを横切った所からの相手ボールのラインアウトになる。
地域は挽回できるが、わざわざ相手ボールになる。これいかに？
まあ、自陣から無理に攻めて行って、相手にボール奪われたら、大ピンチになる。無難にタッチキックで逃げる。それが予定調和になっていた。チーム全体の決め事だから、いいのだろう。
そんな意識を逆手にとって相手チームは、ゴール前から、素早いパス回しで攻めてきて、思い切り抜かれて、トライを決められた事があった。最終的に抜かれたのは、僕だったのだが、チーム全体の気の緩みからくるディフェンスの遅れが原因だった。
それからは、あらゆる攻撃を想定してディフェンスするようになったと思う。
